期間工の正式名称や契約・派遣社員との違いについて解説
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今回は「期間工って何?」、「派遣社員とどう違うの?」といったことに答えていきます。
期間工とは
期間工は「期間従業員、期間社員、技能系期間社員、期間契約社員、臨時社員」などいろんな呼び名があります。
正式名称は「契約社員」が正しいですが、メーカーの採用サイトでは期間従業員と呼ばれることが多いです。
派遣社員とは違いメーカーの直接雇用なので、雇用主はメーカーになります。
以前は、農業従事者が農閑期の出稼ぎ先として働いていて、季節工、臨時工などと呼ばれていました。
契約社員自体が、「雇用の定めのある労働者」の事なので契約社員と呼べば良さそうなものですが、あえて期間工と呼んでいるのは季節工時代の名残りかもしれません。
ちなみに、季節工、臨時工時代は正社員の工員を本工、常用工と呼んでいましたが、現在は単に社員と呼ぶことが多いです。(役職付きの場合は役職名)
一部では社員のことをプロパー(もとは生え抜き社員という意味)と呼ぶ人もいます。
期間工・社員関係なく、ライン作業従事者をライン工、技能工と呼ぶこともあります。
直接雇用の期間工を派遣会社が募集しているのはなんで?
全国から広く人を集めるためと、応募から面接〜入社までをスムーズに行うためです。
派遣会社が募集しているからといって、派遣社員というわけではないので安心してください。
といっても、期間工に応募したのに派遣の工場やPEO(派遣会社の社員)を勧められた人もいるので、期間工に行くつもりなら他の求人を勧められても断ったほうがいいです。
期間工には派遣会社から応募したほうがいい?
期間工は企業のホームページでも募集しているので、派遣会社を通す意味がないように思えますが、必ず派遣会社を通すようにしてください。
例えばマツダの期間工だと、入社祝い金の額が30万円の差になります。
・マツダのホームページから直接応募で入社祝い金15万円
・派遣会社からマツダに応募で入社祝い金15万円+派遣会社から30万円
ほぼすべての期間工は派遣会社を通すことで、派遣会社からの入社祝い金が上乗せされます。
直接応募するのは損するだけなので、必ず派遣会社から応募しましょう。
期間工と派遣社員どっちがいい?
この質問には2パターンあります。
「期間工と派遣って何が違うの?どっちがいいとかあるの?」
というパターンと
「いすゞは期間工と派遣社員の両方で募集があるけど、どっちで応募するのがいいの?」
というパターンです。
最初の質問「期間工と派遣の違い」から答えていきます。
- 契約期間が決まっている(3ヶ月や6ヶ月ごとの更新、最長で2年11ヶ月※メーカーによって違う)
- 契約更新のタイミングで退職すれば、3ヶ月の待機期間なしで失業保険をもらえる
- 入社祝い金や満了金、寮費無料など特典が多く稼ぎやすい
- 仕事はキツイことが多い
- 雇用主は働いている企業
- 基本的には長期で働く(ただし、派遣法の改正で同じ派遣先の同じ部署には最長3年まで)
- 契約更新のタイミングで退職しても失業保険をもらうときは3ヶ月の待機期間がある
- ボーナスはなく手当なども少ない、寮費が実費ということも多い
- 仕事は派遣先によって様々
- 雇用主は派遣会社
期間工は期間限定でキツイけど稼げる、派遣は基本長期で仕事の幅は広いけど収入は期間工より少ないことが多いという感じです。
簡単にいうと短期でガッツリ稼ぎたいなら期間工、長期で働きたいなら派遣になります。
次の「同じ企業が期間工と派遣の両方を募集している場合」どちらで応募するべきか。
これは企業によって違います。
例に出した、いすゞ自動車は派遣で行くほうがどちらかというと稼ぎやすいですが、正社員を目指すなら直接雇用の期間工のほうが有利です。(いすゞは正社員登用はあまり聞きませんが)
生産状況が悪化したときも派遣から先に切られます。
また、メーカーによっても違いますが、期間工のほうが工場に近い場所に寮がある、派遣社員より期間工のほうが職場での扱いが良いということもあるようです。
寮の場所や職場での扱いは事前にはわからないので、基本的には条件が良いほうを選ぶようにしましょう。
どちらか微妙なときは、期間工で応募すれば大丈夫です。
むしろ、どの派遣会社から応募するかのほうが重要になります。
詳しくはコチラ→【期間工】直接雇用か派遣か?ついに結論が出ました
期間工応募におすすめの派遣会社は?
当サイトイチオシの「期間工.jp」を運営しているアウトソーシングがおすすめです。
トヨタ、マツダ、スバルなど気になったメーカーを調べてみたらすぐにわかります。
入社祝い金の金額が全然違って、「期間工.jp」が一番高いということがほとんどです。
入社祝い金が他の派遣会社より10~20万円高いこともザラにあるので、入社祝い金で損しないためにも「期間工.jp」から応募するのをオススメします。
おすすめの期間工はコチラ→【2022年更新!】おすすめ期間工ランキング